フィンランドの首都ヘルシンキから北東に350キロ、そこにフィンランド最大のサイマー(Saimaa)湖水地方が広がっています。その湖畔にある町プンカハリュ(Punkaharju)が、この旅の舞台です。ロシア国境にほど近いということは、地図からも感じていただけると思います。
湖水地方への旅は、フィンランドのアイデンティティの懐に飛び込む旅になります。
手つかずの緑深い森、国内でもっともピュアな水が光り輝くフィンランド最大のサイマー湖、湖と森が氷河期そのままの姿で残る尾根で続いていくユニークな地形。その自然の中にこそ、フィンランドらしさの根源があります。フィンランドの歴史上も重要な地域で、多くのフィンランド人が大切に愛してきたから地域だから、このサイマー湖水地方は国立公園の中にあると言ってもよい地域なのです。(上の地図で、緑の数字が国立公園)
この美しい尾根が続くプンカハリュは、2017年にはCNNの ‘50 awe-inspiring natural wonders for your bucket list’(死ぬ前に一度は訪れたい、自然の神秘がみられる場所50選) にフィンランドから唯一選出され、フィンランド国内だけでなく世界中から注目されています。
Photo by Visit Finland
サイマー湖水地方の魅力は、自然だけではなく、湖に浮かぶ要塞の城や世界最大の木造教会などの観光名所、ハイレベルな設備やサービスを提供するフィンランドデザインが美しいホテル、地元の食材を使用した今トレンドの食事を楽しめるレストランなど、ここ数年で観光地としての楽しみが整ってきたところ。
そんな、地元の人々の歓迎の気持ちと努力が、フィンランド国内で最高峰の旅行賞(Finland’s TOP travel destination, 2017)の受賞につながり、国内で再注目の観光地になろうとしています。
まだ日本人がほとんど訪れたことの無いこの地には、フィンランドらしい自然の魅力をたっぷりと感じ、自分の故郷を世界の人々に紹介したいという情熱に溢れる地元の人との交流ができるようなプログラムが、たくさん揃っています。
冬はマイナス30度にもなる日もあり、湖は1メートル近くの氷で覆われ、森も湖も見渡す限り白銀の世界です。この寒さ厳しい冬の日も、地元の人たちは豊かな時間を過ごしています。
日本ではなかなか体験できない寒さの中、圧倒的に美しいウィンターワンダーランドに身を委ね、地元の人たちと一緒に優しい時間を過ごしてみませんか?